2024年度原環センター研究発表会開催のお知らせ (2024年12月13日)
弊センターは、1976年10月の設立以来、関係各位のご指導、ご支援を頂きながら、放射性廃棄物の安全かつ合理的な処理処分の実現に求められる様々な試験、研究、開発、調査等を推進し、その成果の普及に努めてまいりました。
このたび、2024年度原環センター研究発表会として、弊センターの調査研究のトピックスの発表及び東京大学名誉教授 田中知氏をお招きした特別講演「放射性廃棄物埋設における安全確保の考え方〜世界から学ぶ性能照査の重要性〜」を企画いたしました。
対面及びオンライン併用での開催とさせていただくことといたしましたので、ご多忙中とは存じますが、いずれかにご参加いただければ幸いです。
開催案内はこちら
【開催日時】2024年12月13日(金) 13:30~16:30 (対面開催受付開始 13:00)
【開催方法】 対面形式およびオンライン形式の併用による開催
(1)対面開催
会場 星陵会館ホール https://www.seiryokai.org/kaikan/map.html
〒100-0014 東京都千代田区永田町2-16-2 電話 03-3581-5650
(2)オンライン開催
Cisco Webex での開催となります。オンライン参加のための接続情報、配布資料のダウンロード等の案内は、開催日前日までに、申込み時に記載いただいたメールアドレス宛にお送りします。
【プログラム】
開会(13:30) (対面開催受付開始13:00)
1.挨 拶 (13:30~13:40)
理事長 武谷 典昭
2.研究発表 (13:40~15:00)
地層処分施設の設計・操業技術に関する最適化の考え方
地層処分工学技術研究開発部 川久保 政洋
小林 正人
阿部 孝行
休憩 (15:00~15:15)
3.特別講演 (15:15~16:30)
放射性廃棄物埋設における安全確保の考え方〜世界から学ぶ性能照査の重要性〜
東京大学名誉教授 田中 知 氏
閉会 (16:30)
【特別講演概要】
放射性廃棄物処分の安全確保は、放射線防護の観点から極めて長期間にわたり人と環境を護ることにある。地層処分が先行しているフィンランドのオルキオルト、フランスのビュールの安全確保の考え方は、母岩や工学バリア等に求められる安全機能(隔離、閉じ込め等の働き)を明確にし、その機能を達成できる設定・設計を行うことによって、安定性(long-term stability)や要求性能(requirement of ability)等を確保していることを照査(verification of ability)する性能規定方式を導入した上で、処分システムに対する線量評価(dose assessment)が行われている。加えて、システムとして設計に弱点やクリフエッジがない構造頑健性(robustness of structuring design)や安全機能の多重性の確保について論証が行われている。
このように性能の照査と線量評価及び頑健性など、これら全てを評価することによって安全確保の全体を俯瞰的(holistic)に捉えた安全性の評価(safety assessment)が行われている。本講演では、こうした安全確保の考え方について論じたい。これは、今後我が国における技術開発や安全研究の進め方及びサイト選定にも参考になると考える。
【お申込み】
下記URLから申込みフォームにてお申込みください。参加無料です。
お申込み締切は2024年12月6日(金)15:00です。
2024年度原環センター研究発表会参加申込フォームURL:https://forms.office.com/r/yEFiJ4qwJC
定員(対面参加)は150名とさせていただきます。定員に達しましたら、お申込みを締め切らせていただきますので、ご注意ください。なお、オンライン参加には定員はありません。
お申込み情報を送信すると、「お申込みを受付けました」と画面に表示され、登録したメールアドレス宛にお申込み受付メールが届きます。
【問合せ先】
公益財団法人原子力環境整備促進・資金管理センター(原環センター)
企画部 吉澤/藤原
電話:03-6264-2111(代表)
電子メール: kenkyu@rwmc.or.jp(@を半角に変更してください。)