放射性廃棄物の処分について

フィンランド オルキルオト処分場

 フィンランドのオルキルオト処分場はオルキルオト原子力発電所から発生する放射性廃棄物を処分するために、発電所構内に1992年に建設され、操業を開始した。地表から約60mの深さのトーナライトと呼ばれる花崗岩質の岩盤に直径24m、高さ34mの円筒状の二つのサイロが掘削され、低レベル用と中レベル用の2基の処分サイロがつくられている。

 低レベル放射性廃棄物用は掘削した岩盤サイロに直接処分する方法としており、中レベル用は掘削した岩盤内部にコンクリートサイロを設け、その内部に廃棄体を定置するコンクリートサイロ処分方法となっている。

 また、将来の原子炉の廃止措置に伴って発生する廃棄物処分のために、同様のサイロ形式の処分施設の増設が計画されている。この計画中の処分施設は、現在のトンネルを延長し、現在の施設に隣接して建設が計画されており、2基のサイロが建設される計画となっている。


オルキルオト処分施設レイアウト
オルキルオト処分施設の概要
施設名称 諸  元
中レベル用処分サイロ 空洞の高さ 34m 、径 24m 、大きさ 15,000m3
コンクリートサイロ壁の外形寸法
高さ 32m 、径 20m 、大きさ 10,000m3
廃棄体設置容量 6,400m3
200L 鋼製ドラム缶 17,360 本収容可能
低レベル用処分サイロ 空洞の高さ 34m 、径 24m 、大きさ 15,000m3
廃棄体設置容量 9,100m3
200L 鋼製ドラム缶 24,800 本収容可能
クレーンホール 地表からの深さ -61m 、大きさ 13,000m3
アクセストンネル 輸送トンネル:管理棟∼クレーンホール
建設トンネル:輸送トンネル∼サイロ底部
立坑 人員移動用のエレベータを設置
:地上部の管理棟∼クレーンホール
低レベル用処分サイロ 中レベル用処分サイロ

(注)本図は処分完了後の断面図であり、現在はサイロ上部や建設トンネル等は埋め戻されていない

オルキルオト処分場の処分サイロ断面図

低レベル用処分サイロ

【出典】
「平成15年度 低レベル放射性廃棄物処分技術調査 報告書」
(平成16年3月、財団法人 原子力環境整備促進・資金管理センター)